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2010年6月13日 (日)

パルメイラカレーの起源 その①

従業員です、こんばんは。

今日からしばらく、Cafe Palmyraの看板メニューのひとつである、
パルメイラカレー誕生についてのお話をしていこうかと思います。

このカレーを語るには、まず私の大学時代にまで
遡らなければなりません。ぽわわわーん(←回想中の音)

「唯我独尊」

もしかするとご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

当時住んでいたアパートの近所、仙台市青葉区東照宮から、
小松島方面に向かう交差点の一角に、そんな名前の
小さなカレー屋がありました。
カウンターが5席ほどしかない、本当に小さなお店でした。

しかし、その小さなお店には、その後の私を
毎週のように通わせることになる、
それまで一度も食べたことがなかったような、
独特の味わいを持つカレーがありました。

あえて言葉で表現するならこうでしょうか。

口に含んだ瞬間は甘いのですが、少したつと
じわじわ辛さが増してくるのです。
そしてその辛さは、心地よく、すーっと引いていく。
まさに「あとを引く辛さ」という表現がふさわしい、
・・・そんなカレーでした。

その「唯我独尊」を切り盛りしていたのは、
40代後半くらいに見えるご夫婦で、足しげく通っていた
私はすぐに名前を覚えてもらい、親しくなりました。

ところが、2年ほどした頃、ご主人が心臓病で急逝してしまい、
おばちゃんがひとりで切り盛りするようになります。

正月など、近所の東照宮でイベントごとがある繁忙期には、
私も呼び出されて皿洗いの手伝いをしたりもしていました。
バイト代は カレーの現物支給。でも、十分満足でした。

・・・しかしそんな折、突然「唯我独尊」はなくなってしまうのです。

小さなお店とはいえ、女手ひとつで切り盛りするのは
限界だったのだと思います。
どうも夜逃げしてしまったようでした。
夜逃げですから、親しくしてくれていた私にも
当然のことながら何も告げず、
おばちゃんは居なくなってしまいました。

突然、大好きなカレーが食べられなくなってしまった私。

でも、時間は万能の特効薬とはよく言ったもので、
いつしか僕の記憶からも、唯我独尊はゆっくりと消えていきました。

つづく

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