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2010年6月16日 (水)

パルメイラカレーの起源 その④

おばちゃんを見つける手がかりは、
残念ながら北の大地で途絶えてしまいました。

でも、あのカレーが忘れられない。どうにかしてまた食べたい。

…(・∀・)!

「ならば自分で作る事はできないだろうか?」

…本当に軽い思いつきだったのですが、
まさかこれほどその後の人生に影響する思いつきだとは
当時の私は知る由もありませんでした(笑)

さて、思いついてはみたものの、料理の専門的な勉強はおろか、
飲食店勤務さえも唯我独尊での皿洗い程度の私にとって、
カレーを1から作るというのは、未知の領域にも程があります。

しかも、おばちゃんはお店でカレーを作っていたわけではなく、
自宅で仕込んでお店に持ってくるので、
レシピはもとより、作っている姿すら見たことがありません。

ですから、カレー作りのスタートの時点での予備知識は、
おばちゃんとの世間話のなかに散りばめられたキーワードと、
現場で見たものから推測したいくつかの事柄のみでした。

【スタート時点での予備知識たち】

1.店の陰に、とても大量のたまねぎがいつも置いてありました。
  メニューはカレーしかないお店だったので、
  この大量のたまねぎは、カレーに使われていると
  考えるしかありません。
  ちなみに、できあがりのカレーはほとんど液状なので、
  たまねぎを含めて具材の形はほとんどありませんでした。

2.おばちゃん一人で切り盛りするようになってから、
  おばちゃんはいつも「たまねぎ炒めで疲れる。」
  と口にしていました。

3.カレーを初めに口に含んだときの不思議な甘みとコクの理由を
  おばちゃんに何度聞いても教えてくれなかったのですが、
  ふとした時に 「バナナ入れてるのよ」と
  教えてくれたことがありました。

4.カレーは辛い事は辛いのですが、
  いつまでも口の中に残るような辛さではなく、
  チリパウダーなどの辛さとは違うような印象でした。

5.お店で出すカレーは当然液状なのですが、
  カレーの出来上がりは実は固形でした。
  少しやわらかめのルーのような形で、
  それを適量の水で溶いて食べる、少し変わったカレーなのです。
  店の裏の冷蔵庫のタッパーに、沢山入っているその「ルー」を
  適宜少しずつ溶かしてお店で提供していました。
  「最後に溶かす以外は水は使わない」とも言っていました。

たったこれだけのこれらの予備知識からスタートし、
独尊カレーの再現への挑戦を始めたのが、社会人1年目の春。
もう12年も前の話です。

つづく

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