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2010年6月21日 (月)

パルメイラカレーの起源 その⑨

結局、そんなこんなで1年半近くカレーを作り続けていた私ですが、
最後の半年はスパイスの配合を微調整していた期間ですので、
毎回、それなりに美味しいカレーが出来ます。

しかし、いくら美味しいとは言っても、
毎回2-30人前くらい出来てしまうため、
自分と友達だけで消費するというわけにも行きません。

「独尊カレー」の特徴のひとつは、
出来上がりがルーのような固形なので、
たこ焼き容器のようなパックがあれば、
簡単におすそ分けすることが出来るところです。

その特徴を生かし、職場の同僚に
配って食べてもらっていたのですが、
喜んでもらえる上に感想も聞けるので、
私にとっては一石二鳥でした。

しかし、しばらくすると少しずつ状況が変わってきました。

「溶かすだけで本格カレー」というお手軽さも手伝ってか、
いつの間にか職場でひそかなブームになってしまい、
「独尊カレー」が一応の満足のいく完成度を迎える頃には
定期的に希望する固定ファンがたくさん出来ていました。

ありがたいことでしたが、そうなると今度は
あげられる人とあげられない人が出てきてしまいます。
えこひいきと取られると職場の立場上いろいろ面倒なので、
仕方なく原材料費程度のお金を頂く事にしました。

「そうすればきっと注文も減ってくるだろう」

数日後、自分のその考えが大きな誤算であることを知ります。
金銭を取ることで、今までタダだから頼みにくかったという人が、
注文しやすくなったようで、むしろ注文が増えてしまいました。

結局、作らなければいけないカレーの量は増え、
睡眠時間を削ってカレーを作ったりしていた時期もあります。
もはや、職場に仕事をしに来てるんだか
カレーを売りに来てるんだかよくわからない状態でした。

その職場は4年勤めて辞めたのですけれども、
やめる直前までそんなカレー作りが続いていました。

有給休暇を消化しないと労組がどうので
最後に無理やり1ヶ月ぐらい休ませられたのですが、
辞める直前の駆け込み需要で
カレーの注文が殺到してしまっていたので、
2月いっぱいあった有給休暇の28日のうち、
24日くらい1日中カレー作っていました。

有給・・・休暇?( ̄∀ ̄ ;)

あとで計算したら、その1ヵ月で1000食分くらい作ってました。
給食のおばさんの気持ちがちょっと分かった気がしました。

つづく

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